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ブログを改めて新設しました!初心者故、不慣れな点はありますが徐々になれていきたいと思います!
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■注意事項■
・ここから下には腐った中2病患者のにわか小説が綴られています!
・またまた相も変わらず祖国がヲタです。
・残念なオチがついております。っていうかオチなの?



ここから先は、良き汚友達である虚流殿へお贈りする駄文腐向けリクエスト小説です。

覚悟はよろしいですか?

覚悟のできていらっしゃる方から下へお進み下さいませ。
僅かでも嫌悪感を感じる方は今すぐブラウザバックをお勧めいたします。




皆さん、避難なさいました?

それでは、覚悟のできていらっしゃる方・・・
何卒、駄文に毒されませぬよう。
ご健闘をお祈りしております←







本当おいしいです、もぐもぐ。








今年も10月31日・・・ハロウィンがやってきた。
日本ではどの店にも可愛らしくくりぬかれたジャック・オ・ランタンが店頭にならび、普段コスプレとは無縁の店の店員も魔法使い風のファッションで接客したりと、実際にキャンディなどのお菓子をもらいに行ったりはせずとも、街にはハロウィンムードが漂っている。
そんな31日に。


「ローデリヒさん!!よくお似合いですよ!!!」

菊が興奮気味にパシャパシャとフラッシュを焚く。
そのレンズの向こうには、何故かローデリヒがいた。

「は、恥ずかしい・・・!そんなに写真を撮るのはおやめなさい!!」

頬を紅潮させてローデリヒはカメラのレンズを押さえつける。
彼が恥ずかしがっている理由。
それは。

「ぅぐ・・・何故私がこんな格好を・・・」

ローデリヒの今の姿は、まさしくヴァンパイア。
すらりとした長身スレンダー体型のローデリヒに、中世の貴族を思わせる漆黒のゴシック調ファッションはあまりにも似合いすぎている。
まぁ、それもそうだ。
彼は元々貴族なのだから。

それに加えて、ヨーロッパの現地育ち(?)ということもあり、その端整な顔立ちをメイクで更に味付けしたため、日本人には到底真似できないリアリティが出ていた。

「いいじゃないですが、今日だけなんですから!やはり夢の国は違いますね!!私一度はハロウィンシーズンに行ってみたかったんですよ、ネズミーランド☆」

ローデリヒの言葉をさらりと軽く受け流し、菊は押さえられていたカメラのレンズを丁寧に『きゅっきゅっ』と高価そうなクロスで拭く。
そう、ここは菊の言うとおり、【夢の王国】である遊園地【ネズミーランド】である。
色々ツッコみたいことはあると思うが、そこは抑えておいて欲しい。

ちなみに菊は世界的に有名なファンタジー小説【ハ●ー・ポッター】の主人公コスをしている。
やたら凝っており、ネタの分かるコアな通行人には度々熱い視線を注がれていた。

「それにしても貴方も強引な方ですね・・・何故私を誘ったのです?本当は今日休日だったのですよ?」

ローデリヒが照れを拭い去り、颯爽と歩きながら菊に問う。

「いえ、折角のハロウィンですし、ローデリヒさんのような欧州育ちの方にハロウィンコスをして頂いて楽しいひと時を過ごそうかと思いまして。他の方にも召集をかけてありますのでご心配なく。その辺りはクオリティを求めておりますのでぬかりありません!」

「何が『ご心配なく』なのですか本田・・・それに私以外に人を呼んでおいたなんて初耳ですよ?」

ローデリヒが面倒くさそうに顔をしかめて溜息を漏らす。
どうやら彼の中では本田と2人の予定だったようだ。

「あぁ、申し訳ないです。連絡ミスでしたかね・・・?(どうせ他の方を呼ぶと言っても来ては下さらないでしょうからね。萌えの為には手段は選びませんよ★)」

「まぁいいです。郷に入っては郷に従え、でしょう?もう来てしまったのですから仕方ありません。」

諦めたらしく、ローデリヒは肩を落としながらも菊に微笑みかける。
彼もしばらく仕事漬けだったため、なんだかんだと言っても、今回菊に遊びに誘ってもらったことは嬉しかったのである。

「ふぅ。一応はここで待ち合わせのはずなのですが・・・」

不思議の国のアリスをモチーフとしたレストランの中に入り、あらかじめ予約しておいた席に案内された。
とりあえず、とローデリヒと菊は適当に飲み物を注文する。

「まだどなたもいらしていらっしゃらないようですね・・・。」

「・・・そういえば他には誰が来る予定なのですか?」
おそるおそるローデリヒはたずねてみた。

「えっと、アルフレッドさん、アーサーさん、フェリシアーノさん、ルートヴィッヒさんです。あ、でもあと1人お呼びしたような・・・」

「そうですか・・・っと、すみませんが早く戻ってくるので、少しだけお土産を見てきてもいいですか?」

ふっと、ローデリヒの脳内にエリザベータが浮かんだ。
恐らく今日、一緒に過ごそうと考えてくれていたのだろう。
そう思うと手ぶらで帰るわけには行かない。
と言っても、元からそのつもりはないのだが。

「勿論ですよ。皆さんがお見えになりましたら伝えておきますから。」

「では、頼みます。」

菊の快諾を受け、ローデリヒは店から出て行った。

近くのエリアにある土産屋に入り、菓子類を中心に見て回る。
キャラクターの耳型カチューシャやヘアピンを眺めて、エリザベータに似合うかもしれない、と考えてみたり、これを買って帰ったら彼女が喜ぶのではないか、とエリザベータの反応を思い浮かべてみたりして。

「へへへ・・・これなんかルートに似合うかもしれねぇなぁ・・・ふひひ・・・!!」

ぞくり、と背中に悪寒が走る。
ローデリヒの視線の先には、耳型カチューシャを手にとり絶賛によによ中の、彼がよく知る人物が立っていた。

「ぎ、ギルベルト・・・!?」

声に出した瞬間、自分の軽率さをローデリヒは呪った。
声をかけなければ赤の他人になりすますこともできたのに・・・!と。
しかし、後悔先に立たず。
ギルベルトはしばしきょとんとしていたが、ぱぁっと表情を輝かせてローデリヒに詰め寄ってきた。

「坊ちゃんかよ!!ドラキュラみてーな格好してたから分からなかったぜ!!」

そういう彼は、ワリと普通の服装である。
というか、この後来る面々は何かしら仮装していなければならないのだ。
菊は元々このメンバーをコスプレさせる気でここに集わせているのだから。
・・・ハロウィンパーティーという名目で。

「・・・?ギルベルト、貴方は仮装をしないのですか?本田は必ず仮装するよう連絡したと言っていたのですが・・・」

その問いに、ギルベルトは恥ずかしげに頬を掻く。

「へへ・・・・・・その、衣装管理は全部ルートに任しちまったんだよ。このあと着替えるつもりだったんだが・・・あ、あいつはぐれちまってよぉ!!しゃーねぇ弟だぜ!!HAHAHAHAHAHA・・・」

あ、この人はぐれましたね。
ローデリヒは即座に理解した。
長年の付き合いだと、相手の行動・言動から大体の事情は読み取れるスキルが自然と身につくのだ。

「そうですか。・・・ではどうするつもりで?」

あえて本田のいる場所に行けば他の面子とも連絡が取れるということを黙って、
ローデリヒはギルベルトに問いかける。
意地の悪いことだとはわかりつつも、少々からかってみたくなったのだ。

「えっ?お、お前もしかして本田とかのいるところ知らねぇの!?」

「ええ。残念ながら先程こちらに来たばかりなので。」

いけしゃあしゃあと嘘を吐くも、ポーカーフェイスを貫き通す。
心の内ではしめしめと笑いつつ。

「な・・・なんだよぉ――!!俺、お前てっきり本田とかのいるところ知ってるんだと思ってたのにぃ!!どうしてくれんだよっ!?俺、本田とルートにしばかれるってこのままじゃ・・・!!」

墓穴を自分で掘ったことにも気付かないほど、ギルベルトは狼狽しているようだ。
と、そのとき。

「あ。そうだ。お前こっち来いよ。」

ぽん、と手を叩き、ギルベルトはローデリヒを手招きする。

「なんです?」

招かれてついていったのは男子便所。
ここでどうすると。
ローデリヒはそこまで考えて、嫌な予感を身に覚えた。

「・・・貴方、ここで何をするつもりで・・・」

もう、手遅れだった。
眼前には「してやったり」と言わんばかりに口の端を吊り上げてにやけているギルベルト。
個室に押し込まれ、施錠がされている。

「何を?お前の服を剥いで俺が着るんだよ!!!」

「・・・はぁ!!!!!!?」

言うが早いか、がばぁっ!と、いっそ清々しくなるような勢いでギルベルトはローデリヒの服を剥いでゆく。
マント、ネクタイ、ベスト・・・

「ちょっと・・・!そしたら私は何を着れば・・・」

「パンツ一丁。俺はお前のを着ていく。坊ちゃんなら服くらいいくらでも買えるだろ!?」

「意味が分かりません!!第一ここでは買えません・・・っ!?」
「つべこべ言わず脱げぇ!!!」

「アッ――――!!!!」

気がつくとYシャツ一枚。
何故か下着も剥かれたローデリヒは、涙目でギルベルトを見上げる。

「ゆ、許しませんよ・・・」

「はっはぁ―!!なんとでも言えよ坊ちゃん!俺はこの格好で行くからな!!」

がばっ。

ローデリヒは貴族のプライドが許さないのか、
ほぼ無意識のうちにギルベルトに飛び掛っていた。

「お返しなさい・・・!!!!」

「ちょ、坊ちゃん、ここで飛び掛られると・・・」

案の定。
バランスを崩し、ギルベルトが無様に倒れる。
ローデリヒがその上に跨り、服を掴んでいるギルベルトの手へ自身の手を伸ばす。

「返してほしいと言っているのです・・・!!本田ならレストランにいます!アリスの・・・っ」

うっかり本当のことを口走ってしまい、ローデリヒはぐっ、と唇を噛む。

「へ?し、知らないってお前・・・言ってたじゃねーかよ?」

「・・・ちょっとだけ、貴方を困らせてみたくなったんです。すみません。そのことについては謝ります・・・。」

しゅんとなり、ギルベルトからひったくるようにして服を奪うと、
ローデリヒはそそくさと着替え始めた。

「・・・・・・。・・・お前、俺の事好きなの?」
何気なく、その場の雰囲気を和らげようと発した彼の一言。
だが。

ぼんっ。

急な問いかけに、ローデリヒは顔から湯気を出しそうなほど赤くなる。

「なななななな何を!?私は男ですし、あなたもそうでしょう!?それに私にはエリザがっ」

ギルベルトも、自分で言っておきながら顔を赤らめる。
変な状況になったからか、妙な甘ったるい疼きも腰の辺りに感じる。
(だだだだだだだってよぉ、なんか微妙な空気になったからさぁ!!冗談言って俺の調子とあいつの調子元に戻そうと思ったんだよ、俺は!!
なんなのこのまんざらでもない反応!?俺困るんだけど!??)

「もういいや。」

「え・・・?な、なにがです?」

「坊ちゃん、お前、今から食べるわ。うん、食べてやる。」

「ちょ、待、えっ、えええええええええええええええええええええ!?」

「ハロウィンの変な色情霊が憑いたかもな、なんかお前がものっそい美味しそうに見える。もうガマンできない。食べる。」

「はぁ!?」

どうやら、精神年齢と恋愛面ではかなりスペックの低い彼の思考回路は、こらえきれずショートしてしまったらしい。

「そんなぁぁあぁぁあぁああ・・・!!!?あっ、らめぇえええぇえぇえええぇえぇぇえ――・・・・・・」


「おい・・・本田、エーデルシュタインと兄さん・・・遅くないか?」

ルートヴィッヒが心配そうな面持ちで本田に尋ねる。
それも、フランケンシュタイン姿で。
もうかれこれ、彼も紅茶(アーサーの前なので)を10杯は頼んでいる。

「ほ、本田・・・?」

「腐ヒヒwwwwwww」

「ナンテコッタ/(^o^)\」

「菊が壊れたぁ・・・!!しかもなんか凄い速さでメモに書き込んでるし・・・!?何書いてるんだよ!!!?」

怯えた目でアーサーは菊を見る。
なんかうっすら、菊のまわりにピンク色のオーラが見えてきた。
Byアーサー

「いえ、ちょっと物語を書いていまして・・・ふふふふ腐・・・」

その後、迷子になっていたギルベルトを、無事にローデリヒが本田たちのもとに連れ帰ってきた。
ちなみに、衣服の乱れ特にはなかった。
妙な汚れや、あざも。

「チッ」

『(本田!!!!?)』


■END■



―アトガキ―

というわけで、全て菊の妄想オチでした。
・・・申し訳ないとは思っています。ええ。

なんか・・・勇気がなかったんです。
一線を踏み越えさせようと思えばできたのですが、あえて健全に。←
R-15までなら書けるようになりましたが・・・うーむ。
時間との戦いもあり、このようなことに(汗
申し訳ありませんでしたぁぁああ!!
特にうつるんさん肩透かしサーセンorzorzorz
今度マトモな絵とか小説書いて全力でお詫びします!!


―裏話―
これ、ギリギリ23:58分に書き終えたのですが・・・
直前になんかPCさんがフリーズしてしまってうpがこんな時間にorz
ハロウィン数時間すぎたwwww
・・・サーセンoyz

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プロフィール
HN:
古谷野 戌子
年齢:
814
性別:
女性
誕生日:
1209/09/21
職業:
趣味:
読書・25動で動画鑑賞・らくがきすること
自己紹介:
古谷野 戌子 と申します。
「戌子」って書いてわんこと読むようです^^

俗に言う漫画・アニヲタな痛い高校生です。
腐臭が漂っておりますので、苦手な方はご注意くださいませ。

APH・DRRR!!が現在HOTですw

その他WJ系など、ジャンルは割りと広めだったり。
本なら西尾維新さんや橋本紡さん、東野圭吾さん・乙一さんの作品が主に好きです。
らんきんぐ。
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